ミンミンの日記

o108minminの近況や感想など

intel macからAMD windows 10機に乗り換えた感想

移行してだいぶ経ったので書く

経緯

  • 筆者について
    • アプリケーションエンジニア
    • dockerなどのコンテナは必須
    • Java, Rust, golang, Pythonなどを書く
  • 元々の環境
  • M1 macも欲しいけど、dockerがストレスなしに動かないと話にならない
  • ゲームやりたいからPS5欲しいけど、全然当たらない*1

ゲーミングPC仕立てるか

買ったもの

デザインが気に入ったのでdosparaのガレリアにした

www.dospara.co.jp

このモデルのメモリと電源とPCクーラーを盛ったものを注文

感想

開発環境は快適

とにかくvscode, intelliJ + WSL2が快適
Java, Rust, golangも問題なくかける
少し特殊だけどhomebrew on Linuxmac +homebrewからの移行期間も問題なかった

一方でWSL2特有の問題もあるので完全な初心者にはオススメしくにいのも確か(systemd, ネットワークやホストのリソースの食い方など)
WSL2でよく言われるストレージ関連の問題も今のところない

ゲーム環境は快適

スペックで動かないことはほぼない

(覚悟して買ったけど、radeonだとサポートされてないゲームもまあある)

ハードウェアが自由にいじれるのは経験が積める

今まではappleにべったりだったので、良くも悪くもappleのせいにできた
しかし、windows機では概ね自分に問題があり、メーカーの説明書やググることが増えた

ex. m.2 SSDを増設したらUSBのいくつかが認識したりしなくなったりしたので、説明書を読んだら * M2_3 and SATA3_5_6 share lanes. If either one of them is in use, the other one will be disabled. と書いてあり、はまりかけた

パーツがないことに気づいて応急処置をするのもDIYっぽい

*2

メンテナンスが楽

分解清掃できるので安心感がある

友人に勧める?

筆者と似たような環境ならばオススメ
一方でmacを使いたい用途もあるので自分は併用を続ける予定

m2 mac book air/m2 mac book proが出たら買う予定

あと自分は覚悟して買ったが、グラボはradeonよりもGeForceの方が手間や考えることが少ないと思う

windowsでつらいところ

WSL2内に籠っていれば気にする必要はないのだが、Shift_JISがときおり出てくるのが大変辛い

blogs.windows.com

やるべきは「顧客が移行してくれないの!」じゃなくて、下記みたいな「もう消します」アナウンスだ
今のマイクロソフトならきっといけるのでやってほしい

forest.watch.impress.co.jp

*1:注文後、メールボックスを見たら当選メールが来てて、出費がえらいことになった

*2:今はネジ止めされてます

今年はまったレシピとその試行錯誤

この記事は富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2021の4日目の記事です。

昨日は

tech.fjct.fujitsu.com

でした

やっぱり今回の記事も大枠では技術系記事でしょう。

テーマ

今や毎日のようにバズレシピが見られる昨今、レシピをどう使うかの情報はあまり流れてこないように見える。
この記事ではそのレシピをどのように習熟していくか、いかにして自分のレシピにしていくか書いていく

はまったレシピ

今年はまったのは下記のレシピです

カイチャオ

note.com

卵 + ナンプラーのみというシンプルな材料

初回

最初は参考記事通りの焼き方にしたもののどうにもナンプラー臭くなってしまった

2回目

ナンプラーだけフライパンでジュワっと加熱したあと卵を入れたもの
部屋がナンプラー臭くなって崩壊した

4-5回目くらい

その後数回くらい試していったら、こんな感じで習熟できた
(結局火力が強い以外は元のレシピと同じ結論だと思う)

ハチビキの煮魚

近所のスーパーがたまにハチビキを出しているので、たまに買って煮魚にする
みんなも近所のスーパーでよくわからない深海魚を買って料理しよう!
レシピは定番の下記を利用

www.hotpepper.jp

初回

落し蓋にキッチンペーパーを使ったが、(おそらく)熱が足りず、半分生になってしまった。
(結局両面やる羽目になった)

2回目

落し蓋にはレシピ通りアルミホイルを使った。
(厚さも関係ありそうだが)レシピの時間通りに仕上がった
こいつ最初は本当にレシピに従わねえな

低温調理塩麴チャーシュー

低温調理を始めてから、自作したレシピ。
俺がレシピだ

  • 材料
    • 豚肩ロースブロック 400gくらい
      • 赤身よりも脂が入ったものが良い
    • 塩麴 100g
    • (あれば)ネギの青いところ 少し
    • (あれば)しょうが 少し
  • 作り方
    1. 豚肩ロースブロックと塩麴をジップロックに入れる
    2. 一晩置く(6時間~12時間)
    3. (あれば)しょうがとネギの青いところを入れる
    4. ジップロックの空気を抜く
    5. 65度 12時間低温調理する

塩麴を使うと塩と甘さと風味が同時に付くので調理が楽。
衛生問題とか怖いので、長時間低温調理して美味しくなることを目指したらこうなった。
1年間ほど作っているが今のところ、お腹は壊していない。

失敗例

塩麴の量が少なかったのと匂い消しが足りなかった。

成功例

塩麴の量をけちらず、加熱時間が足りているとここまでトロトロになる。

教訓

  • レシピ通りに作る
    • わざとレシピから外して作るとレシピの重要性やポイントがわかる

最後に

去年は低温調理機を買ったので、今年はハンドブレンダーを買いました。
来年はこれでいっぱい研究できそう

https://www.amazon.co.jp/dp/B075ZLNNLG/ref=cm_sw_r_tw_dp_AF34AE7S4WHXETBD2K35

明日は @Syuparn さんの記事です。お楽しみに。

ネットのレシピの選定基準とアレンジ集

この記事は富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2020の7日目の記事です。

昨日は ysaotomeさんによる記事でした。

tech.fjct.fujitsu.com

今回やる料理の記事も大枠では技術系記事でしょう。
ブログタイトルが数値解析系ですが、料理やお酒は数値解析です。

テーマ

今や毎日のようにバズレシピが見られる昨今、レシピをどう使うかの情報はあまり流れてこないように見える。
この記事ではレシピの選定方法、アレンジ方法などを紹介して、いい感じに日常に取り込むやり方を我流ですが紹介します。

前提

この記事は以下の方を対象にしています

  • そこそこ自炊はしている
  • 自炊は楽したい

レシピの選定方法

個々人が作れるものを作れば良いと思いますが、自分は主菜になるレシピに関して下記の観点に従っています。

生肉を切らない

野菜や薬味を切るのは仕方ないとして、生肉や生魚を切る工程が入ると衛生面で気を付けることがグッと増えるのでナシです。

フライパン(や片手鍋)1つしか使わない

熱源の問題もあり、調理器具は少ないほうが嬉しいです。
よって、フライパン1つでできるようなレシピが良い。
(ミキサーやスライサーもできれば使いたくない)

野菜を追加可能

1日350gの野菜摂取を目指すためにも、ここらへんのアレンジがしやすいと嬉しいです。
ニンジンやネギ類、キャベツ、もやしなんかを合わせて平気そうなら合格点です。

一般家庭にある調味料のみを使う

手に入りにくい調味料を要求するレシピは大変なので避けましょう。
(ただしナンプラーと豆板醤と甜麺醤はどこのご家庭でもあるものとする)

選定されるレシピの例

結構制限がつきそうですが下記のようなレシピ群が当てはまります。

香味ゆで鶏

www.hotpepper.jp

肉も切らない、鍋1つ、味付けは塩だけと条件を完璧に満たすレシピ。

この写真1枚目のようにニンジンやキノコを追加して美味しいスープに仕立てていくアレンジが良い。

もやしガン積みも良い

麺つけ汁派生やシンガポールチキンライス風派生もある

作者は違うが亜種としてナンプラーで煮込むものもある。
これもうまい。

www.hotpepper.jp

手抜きフィデウア

www.hotpepper.jp

ツジメシさん考案の素敵なレシピ
アレンジ無限大というのは誇張ではない。
和風、中華、エスニック、洋風の味付けがそれっぽくなれば問題なく調和する。
缶詰やひき肉、加工肉をベースにしやすいし、フライパン一つで作成可能、野菜もバフし放題と完璧。

組み合わせはツジメシさんの下記ページを参考にするのが良いです。

tsujimeshi.exblog.jp

白だし

www.yamaki.co.jp

白だしだけで作れる鍋
今年(2020年冬)は野菜が安いのでこうした鍋が食べやすくて良い

亜種であるサッと煮もうまい

www.yamaki.co.jp

これに限らず調味料メーカーの「これだけレシピ」は有用なものが多い。

うま!野菜炒め|ブルドック うまソース|商品から選ぶ|レシピ|ブルドックソース株式会社

鶏のさっぱり煮:CM×レシピ│味ぽん│ミツカングループ商品・メニューサイト

にんじんのだし煮のレシピ・作り方・献立|【味の素パーク】の料理・レシピサイト‐レシピ大百科 : にんじんを使った料理

魔改造アリ: 麻婆豆腐 -> 麻婆炒め

www.hotpepper.jp

これは最強の麻婆豆腐のレシピなんだが、工程数が多い……(納得できる素晴らしい理由は存在するので一度作って欲しい)。
しかし、麻婆たらしめてそうな部分を抽出して改変することで簡単レシピにします。

上記の記事で言うと さっそく麻婆豆腐づくりへ のセクションのみ流用します。

このあとスープを追加する工程をスキップし、野菜や薄切り肉、肉味噌を投入。
炒めたあと甜麺醤、中華だし(創味シャンタンDX固形)、オイスターソース、醤油、砂糖あたりで味を整えて完成です。
(とろみや汁気は気分です)

茄子、ピーマン、キノコ類、ズッキーニ、ニンジン、玉ねぎ、春雨あたりを炒めると美味い。
ただし、一度は正レシピで作らないと作りにくいと思う。
良レシピは作り手も成長させてくれるんだなぁ。

どこまで簡略化できるかレースも楽しい。

最後に

偉そうに簡単レシピで効率良く自炊してますよームーブをしていますが、面倒な調理法も大好きです。
記事を書く直前は低温調理機を買ったのでおしまいになっていました。

明日は heriet さんの記事です。お楽しみに。

kvをdocker化すると何が嬉しいか?

こんなものを作ってみました

github.com

GitHubのコンテナレジストリを使ってみたかったので kvをdocker化してみました。
知見と問題点をまとめます。

www.publickey1.jp

dockerとは?

www.docker.com

解説記事は探せばたくさんあるのでここでは後で大事になる点だけ

デモ

f:id:o108minmin:20201101231204p:plain
instant-kv-demo

応用編

docker run -it --mount type=bind,source={path to kv/test}/test-interval.cc,target=/app/main.cc ghcr.io/o108minmin/instant-kv:main
Contributors

この{path to kv/test}の部分に任意のccファイルのフルパスを指定すれば、任意のファイルをkvでコンパイル可能/実行です

現時点でdocker化すると嬉しいこと

導入が楽・既存環境を汚さない

  • docker化前
    • A「kv使いたい!」
    • B「んじゃubuntu入れて、boost, gcc入れて、/usr/localに入れて(省略)」
    • A1「んー、ubuntu入れるの面倒だな…」A2「今他の研究で使ってるubuntuに余計なものを入れたく無いな…」
  • docker化後
    • A「kv使いたい」
    • B「んじゃこのdockerイメージ使って!」
    • A「自分の環境は壊さなくて済むし、コマンド1発でインストール/アンインストールできて手軽だし、試してみるか…」

kvを使ってみたい!となったらすぐ使えるようになるので導入の敷居が下がると思います。

実行者の環境に依存しない

  • A「kv使ったすごい計算プログラムができた!!!」
  • B「そのソースうちの環境だと動かんな…」
  • A「何インストールしたっけな???」

ってことがこのコンテナ使っている限りは減ります。
(ubuntu上に何をインストールしたかはこのコンテナイメージによって、同じになっているはずなので)

論文などでソースを公開する際も、再現性が高く、検証が容易なはずです。

tagでバージョン分けが簡単にできる

実はdockerのtag機能を使うと kv 0.4.50で実行できるイメージ kv 0.4.49で実行できるイメージ と分けることができます

/Users/o108minmin/go/src/github.com/o108minmin/instant-kv/docker% docker image ls
REPOSITORY                         TAG                     IMAGE ID            CREATED              SIZE
ghcr.io/o108minmin/instant-kv      0.4.49                  29e31a32e09a        About a minute ago   1.03GB
ghcr.io/o108minmin/instant-kv      0.4.50                  80ef85fa78bf        6 hours ago          1.03GB

これを利用して開発時に直っているかどうか確認することが第三者でも容易になります。

/Users/o108minmin% docker run -it --mount type=bind,source=/Users/o108minmin/kv/test/test-interval.cc,target=/app/main.cc ghcr.io/o108minmin/instant-kv:0.4.49

// なんか想定外の挙動

/Users/o108minmin% docker run -it --mount type=bind,source=/Users/o108minmin/kv/test/test-interval.cc,target=/app/main.cc ghcr.io/o108minmin/instant-kv:0.4.50

// このバージョンだと直ったよ!!!

将来的にdocker化すると嬉しいこと

テストの自動化

knowledge.sakura.ad.jp

こういったCI/CDで自動テストを実施する時のベースイメージとして利用できます。
記事中では runs-on: ubuntu-latest ←Ubuntuの最新版環境内で処理を実行することを指定 と指定していますが、ここをkvに差し替えることで様々なテスト/ビルドの自動化が行えます。
精度保証付き数値計算のユーザーが自分のプロジェクトに簡単に精度保証付き数値計算のCI・CDによる自動テストを導入することができます。

kubernetesなどのクラスタ上での処理

kvの設計思想とはかけ離れているかもしれませんが、コンテナ化されていればkubernetesなどのクラスタリング環境でkvの計算プログラムを実行することができます。

どんなCPU使ってるかわからない環境で精度保証できるかは謎です!

問題点

最大の疑問: 精度保証できているの?

  • A1. 大問題なんですがわからないです…。

dockerはLinuxカーネルを仮想化し、その上でコンテナを動作させます。
自分が見当をつけるとしたら下記のようになります。

大体はubuntuを直接インストールした時と挙動は変わらないはずです

速度は早くなるの?

  • A2. 環境によりますが、windowsmacOS上では早くなる(はず)

  • CPU: x86

    • OS: windows
      • おそらくvirtual boxを使ってubuntu仮想マシンで動かしているのと変わらないはず…
      • しかし、virtual box + ubuntu(デスクトップ)版と比較して、GUIレンダリングする必要がないので全体的に軽いはず
    • OS: macOS
    • OS: ubuntu
      • コンテナ化によるオーバーヘッドが少しあるので、ubuntuにインストールした時より少し遅いはず
    • OS: Linux(ubuntu以外)
      • コンテナ化によるオーバーヘッドが少しあるので、ubuntuにインストールした時より少し遅いはず

どうやってコンパイルオプションつけるの?

  • A3. 実は下記のように docker run ... ghcr.io/o108minmin/instant-kv:main {実行したコマンド} とすると任意のコマンドが実行できる。それを応用すればいける(はず)
/Users/o108minmin% docker run -it --mount type=bind,source=/Users/o108minmin/kv/test/test-interval.cc,target=/app/main.cc ghcr.io/o108minmin/instant-kv:main ls
affine.hpp      highderiv.hpp       ode-param.hpp
airy.hpp        hwround.hpp     ode-qr-lohner.hpp
all.hpp         hypergeom.hpp       ode-qr.hpp
allsol-affine.hpp   interval-conv.hpp   ode.hpp
allsol-simple.hpp   interval-vector.hpp odescale.hpp
allsol.hpp      interval.hpp        optimize.hpp
autodif.hpp     jointrange.hpp      poincaremap.hpp
bessel.hpp      kkt.hpp         psa-plot.hpp
beta.hpp        kraw-approx.hpp     psa.hpp
cardano-ferrari.hpp lobachevsky.hpp     qr.hpp
...

(Dockerfileによって、WORKDIRが /usr/local/include/kvになっているのでkvのファイルが見えます)

もちろん定番の -O3 -DNDEBUG も指定可能です。(実行できるとは言っていない)

/Users/o108minmin/go/src/github.com/o108minmin/instant-kv/docker% docker run -it --mount type=bind,source=/Users/o108minmin/kv/test/test-interval.cc,target=/app/main.cc ghcr.io/o108minmin/instant-kv:main c++ -O3 -DNDEBUG -I.. -I/usr/local/include /app/main.cc

またはdockerの実行時に環境変数を流し込めるので、それを利用する手もあります(検討中)

CPUがx86以外ではどうなるの?

  • A4. たぶんエラーなしで動いちゃうんですけど、想定通りに動くとは限らないです…

apple silliconで64bit arm macに完全移行されたらmacはもう終わりです

まとめ

  • kvの導入障壁を下げることができそう
    • 「まずはこれでお試し!」って言って、 minimal-example を渡せばkvの導入としては手軽だと思います
    • これで試してもらって、気に入ってもらえたら、本格的な環境構築をしてもらう流れにすれば完璧
  • windowsmacOSで独自に環境を構築するよりは環境差異が少ない
  • ubuntuLinuxを利用する際も、実行環境を統一した上で動作可能です
  • ただし、精度保証できているかどうかは、未検証です

正直、interval-simpleなどの軽量な実装のほうがdocker化しやすく、授業などでも扱いやすいかもしれません。

2019年参加した勉強会まとめ

この記事は富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2019 19日目の記事です。

昨日は @aokumaさんのニフクラでも Kubernetes をいい感じに使いたい!でした。

というわけでこんにちは!ニフクラでIaaS系サービスの開発をしている id:o108minmin です。 もうフレッシュじゃなくなりました。

サブ業務として私が関わっている NIFcLoungeで印象的だった勉強会や参加した勉強会を紹介します。

第1回 Looking Glass勉強会

lookingglass.connpass.com

普段の業務はソフトウェアがメインなため、このような斬新なハードを見る機会は貴重でした。
この素晴らしさは映像では伝わらないので、是非体験して欲しい。 目の前で3Dモデルが踊るのは衝撃的。

おや?こんなところに募集中の勉強会が…?

lookingglass.connpass.com

GlassFish Users Group Japan 勉強会 2019 Fall

glassfish.doorkeeper.jp

JDKを語り尽くす会です。

普段の業務はソフトウェアがメインなためJavaを触る機会が多いです。
しかしJDKに関しては今年春のライセンス改定時も、「OpenJDKだけ使っていれば良いかな?」程度の理解だけで利用していました。

下記のセッションでOracle JDKに対する誤解も解け、各種ディストリビューションの特徴なども大まかに理解できたのでJavaに対する印象が良くなりました。

www.slideshare.net

何より印象的だったのは「コードが出なくてもここまでJavaについて話せるのか…」という点です。
Javaの世界やコミュニティは想像よりもずっと広い。

July Tech Festa 2019

2019.techfesta.jp

この前行ってきました。
12月に行われた真夏のインフラエンジニアの祭典です。  

とある企業のアンケートの選択肢で「職業: アプリケーションエンジニア」がなかったのでアウェーを自覚しました。

会場ではKubernetesのセッションが目立ち、オンプレやクラウドベンダーなどの動作環境を問わず流行を感じました。

インフラ以外でもエンジニア文化のセッションも多く、イケてる会社の苦労や試行錯誤を聞けるのは貴重な経験でした。
来年は登壇したいですね。

最後に

今年は参加者 or 主催サポートが中心だったためアウトプットできなかったことが心残りでした。
来年度はオンラインオフライン問わず、文章作成や発表の機会を増やしていこう。

明日は、よく飯を一緒に食いにいく@foobaronさんによるネットワークに関する話です。 楽しみですね。

可変長指数部浮動小数点とはなにか?

可変長指数部浮動小数点数の定義

 可変長指数部浮動小数点数(以下、VLE)とは、通常の浮動小数点数とは異なり、仮数部、指数部の区切りを変更することができる浮動小数点数である。

 アイデアそのものは古く。1971年のTapered Floating Point Number(以下、TFP)や1983年の万能数値表現URRなどがある。

 その後、日本ではURRの改良や、回路上での実装が提案されるものの、2000年までにほぼ進歩が止まる。形式として最新なのは1997年の新しい可変長指数部浮動小数点数表現形式の提案っぽい。

可変長指数部浮動小数点数の特徴

 通常の浮動小数点数、例えば64bitの倍精度浮動小数点数(double型)であれば、符号部1bit、指数部11bit、仮数部52bitで構成されている。

 VLEの特徴は先程述べたように、仮数部、指数部の区切りを変更することができることである。そのため、仮数部1bit、指数部と仮数部で63bitという形式になる。URRやTFPの違いは、この指数部をどのように表現するか?という部分である。

 構成の仕方によるが、多くのVLEはIEEE 754 Stdの浮動小数点数よりも以下の点を満たそうとしているように見える。

  • 指数部の大きさに応じて、良い感じに指数部を割り当て、仮数部をなるべく多く確保する

 つまり、指数部の絶対値が小さければ仮数部の割り当てを大きく、指数部の絶対値が大きければ指数部の割り当てを小さくする。そのため、表現範囲がIEEE規格よりも広くなる。(しかし、場所によってその精度が大きく変化する。)

可変長指数部浮動小数点数を勉強する方へ

 もし、可変長指数部浮動小数点数を勉強しようかなと思う方がいたら、以下の順番で読むと良い気がする。

  1. あふれのない浮動小数点表示方式  今のIEEE 754 Stdの規格以前の古のお話が最初に載っていたりする。
  2. 二重指数分割に基づくデータ長独立実数値表現法II  複雑だけどすごい設計。このあとの展開もciniiの被引用論文から多数辿れる。
  3. 新しい可変長指数部浮動小数点数表現形式の提案  URRなどの問題点を指摘している。特に「計算結果の指数部が計算前よりも、2bit長以上増えると面倒なことになる」などの問題点を具体的に指摘しており有用。それを踏まえた上で、どのようなVLEが適切なのかの基準も提案されている。

 詳しい解説・説明は後日アップロードします。

最後に

私が一番イカしている先行研究だと思った松井・伊理形式を考案された伊理先生が亡くなられたそうです。

ご冥福をお祈りします。本当にありがとうございました。

テーマ別mastodonの魅力

テーマ別mastodonの魅力

この記事はみす裏 Advent Calendar 2017の一日目の記事です。

テーマ別mastodonとは「特定の話題が好きなユーザーが集まるmastodonインスタンス」のことで imastodon(アイドルマスター)ハストドン(hearthstone)のようなインスタンスのことを指します。

Twitterではできない最高なところ

入った時点で、話せる人が多数いる

Twitterで、特定の話題を話せる相互フォロワーを作るのはかなり大変で

  1. 検索やRT, オフイベなどで特定の話題が話せそうな人を見つける
  2. リプなりなんなりでコミュニケーションを取っていく
  3. 「あーなんかこのエアリプわかんねえな」とか、RTがあったら該当しそうな人を探して、精度を高めていく。

こんなサイクルでやらなければいけないので、界隈で仲間を作るのはかなり大変である。
しかし、テーマ別mastodonでは

  1. 入る
  2. Local Time Line(以下、LTL)にエアリプを投げ続ける

早い話、先程の1-3のサイクルが終わっている状態で開始することができる。 既存のネットコミュニティの中で近いのは、2ちゃんねる(現 5ちゃんねる)専門板の本スレや、Google+ サークルみたいな感じ。

テーマ別故の特徴

ノイズが少ない

趣味垢をTwitter上で作っても

  • 政治家・政治RT
  • 嘘松
  • リテラシー低そうな人を晒すRT
  • 意識が高すぎるツイート
  • 企業公式垢
  • スパム

などなどが多く存在し、集中できないことが多い。 ツイート・RTしないでくれというわけにもいかず、ミュートも追いつかない。 しかし、テーマ別mastodonでは上記のようなことは非常に少ないので快適。

個人的にインスタンス紹介

imastodon(アイドルマスター)

アイマス好きが集まっているインスタンスアイマスというジャンルの大きさやコンテンツ供給量がちょうど良い(ソシャゲ、ライブ、アニメ、ガシャ更新 etc)。 今はSideMの実況やったり、ガシャで悲鳴を上げたり、墓になったりしている。 人材も幅広く、ガシャ天井RTA勢やクライアント自作勢もいる。 他ソシャゲと兼業している人も多いので、話題も結構多様。

オフも多く、ライブにお花出したりもしている。 https://ameblo.jp/lenp/image-12301056414-14004686505.html

ハストドン(hearthstone)

ハースストーンのインスタンス。 日本人コミュニティが大きすぎないためちょうど良い。 金曜夜のハースストーンワールドを見たり、独自大会なんかも頻繁に開催されている。 来週、新拡張が来るため、リアルタイムで新カードの性能議論したりして非常におもしろい。

オススメクライアント

とある方のリクエス

本家(モバイル・PC)

TweetDeckライクな感じなので既に完璧。 副窓すれば、多インスタンスにも対応可能。 通知もパソコンならchrome経由で受け取れる。 クライアント開発がそんなに盛んではないのは、公式が優秀だからかもしれない。

pawoo(iOS)

iOSではこれ一択では。 通知をiOSで受け取るには一番しっかりしているイメージ 弱点はStream対応してないくらい

imast

Imastodonの方が作っているクライアント Stream対応、nowplaying入力が楽なので、これとpawooでiOSはだいたいなんとかなる

最後に

mastdonはいろいろ騒がれましたが、内側は平和でエンジョイしてる人が多いです。
「ポストTwitter」という視点でウォッチしたい人にはつまらないでしょうが、ちびちびやっていけるんじゃないでしょうか。